【購入のきっかけ】
2013年、シルビアがちょいちょい基本的なところが壊れるようになってきて、車検切れを機に(車検費用がエライことに・・・)乗り換え先を考えていたところ、低走行の86(ディーラーの中古車落ち、2,800km!)のGTグレードがいい感じの値段で出ているのを偶然見つけてその週末に即決でした。
ちなみにその頃考えていた乗り換え候補は
・M3
・ケイマンS
・86
・アテンザ
アテンザだけ毛色が違うけど、ちょうどマツダの鼓動デザインとソウルレッドが出始めた頃で「走りはバイクがあるからいいかも」と考えていたので見た目重視の方向もアリかなと。M3とケイマンはイイのはわかっているけれども一度の出費が大きすぎるのと、維持費も高そう・・・と頭を抱えていたところに、イイ感じの86が出てきたわけです。(今となっては高いモノには高いなりの理由がある場合もあるということも理解)
当時は転職を考えていて収入がどうなるかわからなかったので、ほどほどの価格の国産車なら途中で手を入れるのを止められるということで86に落ち着きました。(今になって振り返ると関係なかった)
シルビアはがっつりGTだったので、86はBMWのMシリーズのように見た目普通で高性能な感じにしようという方向性と、ターボ化することだけは決めてました。
【購入当初】
最初はシートとハンドルを替えたくらいでしばらく乗ってました。
ボディ剛性がかなり高くてロールケージを入れていたシルビアから乗り換えても不足感はなかったです。いっぽうで電子制御スロットルの無反応領域の多さとペダル位置の悪さ(ブレーキペダルに対して奥にある)で微妙なアクセル操作ができず、発進が難しかったです。ペダルカバーで嵩増ししていくらか改善したものの、このあたりはGR86になっても(試乗した感じでは)変わってない印象。
【サーキットへ】
(ブレーキ壊れる)
冷却系を強化して、マフラーを替えて、タイヤをハイグリップにして・・・とりあえず走れる仕様にしたところで86を初めてサーキットに持っていったらブレーキが壊れて社外品に交換することに。
(ミッション壊れる)
ECUチューンで少しパワーが上がったところで富士スピードウェイの本コースを走らせたらミッションが壊れ、当時強化ミッションは市場になく、他車種のミッションを加工流用することに・・・パーツ単体としてはこれまでで最高に高い買い物です。(軽自動車の上級グレードが買えるくらい)
ターボを入れる頃までには駆動系の強化は必要だと思っていたものの、タイミングが早すぎて・・・
とはいえ新しいミッションは剛性感が純正とは別モノで、費用のことを除けばとても良いモノでした。
【(念願の)ターボ化】
ミッションを入れ替えてターボを受け入れる準備もできたところでTRUSTのターボキットを入れてECUも現車合わせ。実測280psくらいは出てたんじゃないかと。
NAとは別の乗り物で、特に3,000rpmくらいから加速Gが別モノでした。
後に強化アクチュエーターに交換してブーストアップ。たぶん320psくらいは出てたんじゃないかと。でもクラッチ容量が足りなくなってツインクラッチに交換することになり、ずいぶんな予算オーバーに・・・
とはいえNAのときは富士SWのホームストレートで200km/hに届くかといったところが、ターボ化してからは240km/hを超えてくるようになり、どのサーキットでも楽しめる仕様になりました。
【カーシェアに登録】
ターボ化した頃、仕事の関係でシェアリングエコノミーというものを知ることになり、カーシェアサービスのanycaに登録してました。興味本位でラフに乗られても困るのでシェア費用はだいぶ高く設定して、1年半くらい公開している間にシェアされた回数は3回。現在進行形で86に乗っている人、チューンドのS15に乗っていた人やYoutuber、と目的意識がはっきりしている人たちだったので何事もなく戻ってきてました。
ただ、スポーツタイプの車がいろは坂でひっくり返っているのを見て「ヤバい奴はヤバい」と思い、シェアに出すのはやめることに。乗り手としてはS30ZとかR35 GT-Rとかコルベットとか色々な車に乗れたので、ちゃんとよそ様の物を使わせてもらっている意識がある人が利用する分には良いサービスなんだと思います。
【そしてケイマンへ】
当面乗り続ける気でいましたが幻滅する出来事があり、車検も近かったので手放すことにしました。
何があったかというと、エンジンリコールのときのディーラーの対応がもう・・・立ち位置を理解していないというか。メーカーに頼まれてディーラーに行っているのに「入庫基準満たしてないから基準に合うようにして来い」みたいなことを言われ、最終的にリコール対応はされたものの、いろいろ脆いパーツの交換頻度が高くて引き気味だったこともあり(パワーを出しているので別に車が悪いわけではない)、ちょうど試乗して気になっていたケイマンいっとくかーということで手放しました。迷っている時って普通なら「イラッ」で済むところが「もうええわ」になることってありますね。
そして最終的な仕様はこんな感じ。
2,000文字超えた(;^_^A